内科
近年我が国では、高齢化の進行や生活習慣の変化に伴い、何らかの病気にかかられる方が増えてきています。その中でも高齢者における肺炎や、壮年期における高血圧・脂質異常症・糖尿病などを見かける機会が多くなりました。
病気を死因別で見てみると、第1位は癌などの悪性新生物、第2位に心不全・心筋梗塞などの心疾患、第3位に脳梗塞・脳出血などの脳血管疾患及び肺炎となっており、芦屋市では第1位・第2位は同じですが、第3位に肺炎、第4位に脳血管疾患となっており、肺炎の増加が目立ってきております。
当院内科では上記現状を踏まえた上で幅広く対応できるよう診療させていただいておりますが、中でも、
- 癌の早期発見
- 心不全の診断・治療
- 生活習慣病の診断・治療
- 高齢者における肺炎の治療
に力を入れて取り組んでおります。
1. に関しては、CT・MRIなどの画像検査や腹部超音波検査及び内視鏡検査で診断し、さらに専門的な検査や治療が必要な場合は、がん診療連携拠点病院への御紹介等を行っております。
最近食欲が落ちた、体重が減った、お腹が鈍く痛む、お通じが出にくくなった、などの症状でお悩みの方は受診をおすすめしますので、一度御相談ください。
2. に関しては 動くと息切れがする・顔や足がむくむ などの症状がある場合、心臓が原因で症状が出ている可能性があります。心臓は血液を送り出す臓器ですが、なんらかの原因で血液を送り出すバランスが崩れた場合に上記の症状が出現します。この状態を心不全といい、原因としては弁膜症・虚血性心疾患・不整脈などが挙げられます。
心不全は心臓超音波検査で診断し、併せて心不全の程度や原因も評価し、適切な治療法を選択いたします。
当院では循環器内科専門医による診察・加療が可能ですので、上記症状でお悩みの方は受診をおすすめしますので、一度御相談ください。また動悸や胸の痛みでお悩みの方も、24時間心電図検査や運動負荷試験等の検査ができますので、御相談ください。
3. に関しては、近年の生活習慣の変化から増加している 高血圧・脂質異常症・糖尿病 を主に治療しております。これらの疾患は動脈硬化を促進させるため、未治療のまま放置していると次第に血管の内腔が狭くなり、やがて完全に血流が途絶され脳梗塞や心筋梗塞をきたす可能性があります。このような生命を左右する疾患を予防するために、日々の血圧・脂質・血糖の管理が必要になってきますが、食事や運動での改善が乏しい方は内服薬での改善が必要となります。中でも糖尿病は、血管障害以外にも 手足の神経障害・眼障害・腎機能障害 などの合併症をきたし生活の質を著しく低下させるため、より専門的な治療や管理が必要となってきます。
当院では糖尿病専門医による診察・加療、栄養士・看護師による相談・指導が可能ですので、糖尿病でお悩みの方は受診をおすすめしますので、一度御相談ください。
また最近のどがよく乾く、尿の回数がふえた、などの症状のある方や、健康診断で異常を指摘された方も受診をおすすめしますので、御相談ください。
4. に関しては、高齢の方に多い誤嚥性肺炎に対しての治療を行なっております。誤嚥性肺炎とは、食べ物や唾を飲み込む力(嚥下)が低下し、食べ物や唾が誤って肺に流れ込む(誤嚥)ことで生じる肺炎のことをいいます。
通常は抗生剤投与である程度の改善が期待できますが、その後食事を口からしっかり摂れるかどうかが重要になってきます。当院では医師による抗生剤選択や嚥下機能向上のための内服薬の選択の他に、言語聴覚士による嚥下機能評価・訓練、理学療法士による呼吸介助・リハビリ、看護師による口腔ケア、栄養士による適切な食事選択、等を包括的に行い、早期改善と再発予防に努めております。
嚥下能低下から肺炎を繰り返され経口摂取が困難な方には、胃瘻造設やCVポート造設等も行っておりますので、お悩みの方は一度御相談ください。
地域の方が安心して過ごせるよう、少しでもお役に立てればと考えております。
ささいなことでも結構ですので、お困りの際は御相談ください。
専門外来(循環器)
伊藤 秀裕 医師
専門分野 |
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専門医・認定医 |
専門外来(膠原病(リウマチ)・アレルギー内科)
東 幸太 医師
田村 誠朗 医師
専門分野 |
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専門医・認定医 |
専門外来(消化器内科)
高田 智規 医師
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専門医・認定医 |